お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、小川美術館のロゴは館名部分以外、彌生画廊のロゴと同じです。このロゴは有元利夫がデザインしたもので、1982年の個展カタログから現在のロゴが使用されました。ものをつくることが大好きだった有元利夫らしく、ある日突然、つくってきてくださったそうです。おそらくヨーロッパの古い看板などから着想を得てデザインされたものと思われますが、意味もきちんとあるのです。Oの中に三本の線、それは館長の名、“小川”を表わしています。
何気ない贈りものだったからこそ尚、尊いものがあり、時間を経ても色褪せず、共に歩んで来られたことをとても嬉しく思います。
|