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“天文学の話なんかを聞いていますと、あれは、人間て一体何だろうっていう事柄で追究している学問のように思うことがあります。絵を描くこともやはり同じで、我々は人間って何だろうってことを追究しながら、一生かけて絵を描いているような気がするのです。何をやるかということは問題ではないように思います、物理学者でも音楽家でも絵かきでも、やはり皆誰もが目指すところは一緒なのではないでしょうか。・・・”（１９９６年）
「画家のことば 髙山辰雄インタビュー」、図録『髙山辰雄展』 資生堂アートハウス ２００７年より
9月14日にご逝去されました髙山辰雄先生の展覧会が９月28日より11月25日まで掛川の資生堂アートハウスにて開催されます。髙山先生の初期の作品から近年の作品までを一度にみることのできる貴重な展覧会ですのでこの機会にぜひ、先生の世界観に触れて頂きたく思います。
”髙山辰雄氏の作品は、夢魔的である。自然を凝視し、これを的確に見て見て見抜くと、自然は化物になる。・・・（中略）・・・髙山氏は、凝視の果てにあらはれる精神の或る神秘的な眩暈を語ってゐるのだと思はれる。” 三島由紀夫
「髙山辰雄の作画」、図録『髙山辰雄・香月泰男近作展』 彌生画廊 １９６９年より
髙山辰雄展
会期：２００７年９月２８日（金）－１１月２５日（日）
時間：１０：００－１７：００（入館は１６：３０まで）
休館：月曜日（祝祭日の場合は開館、翌日休館）
入館料：無料
会場：資生堂アートハウス
静岡県掛川市下俣７５１－１
お問い合わせ先：Tel.0537-23-6122
http://www.shiseido.co.jp/museum/
※尚、この展覧会には当館所蔵の《聖家族》は展示されておりません。 |
